よく観るチャンネルは”ディズニージュニア”と”ナショジオ・ワイルド

ディズニージュニアは子ども番組ばかりなので、いろいろと考えずに気楽に観られるし、
ナショジオ・ワイルドは、動物関連の番組をたくさんやっていて、結構楽しい。

しかも、続き物がほとんどないし、1番組30分〜1時間ほどなのも、区切りがよくてうれしい。
特に、ナショジオ・ワイルドの野生動物を特集した番組は、観ると考えさせられることが結構ある。

前にナショジオ・ワイルドで、いろんな動物(もちろん動物園で寿命を迎えて死んだ動物や事故で死んだ動物)の解剖をしていたのだけれど、
それを観て思ったのは、動物の体ってよくできているな、ということ。

キリンは、胴体からつま先までかなりの高低差があるので、全身に血を巡らせるために高血圧になる必要があるけど、それだけでなく、心臓に負担をかけずに血液が体内を循環するように、きつめのストッキングをはいているみたいに、足の皮膚がきゅっとしまっていて、その圧力で脚の血がきちんと心臓に戻るようになっている。
ゾウは、足裏(かかとの部分)に脂肪がたっぷりついていて、あの大きな体で歩くときの衝撃を和らげるクッションになっている。

動物の生態だったり、体のつくりについて説明されればされるほど、
生物は生まれた時から、生きるのに必要な能力は与えられているのだと思う。

そしてその能力を活かし、
ライオンならチームワークで獲物を狩るし、チーターなら俊足を活かして食料を得る。

襲われる側の草食動物だって無力じゃない。
シマウマの一蹴りで、ライオンはあごの骨を砕かれ、猟りができなくなって死ぬことだってある。
アフリカ水牛は、集団でライオンに立ち向かって仲間を守る。

野生動物はみな、持っている力を最大限につかって今日を生きている。
そんな野生動物の生き様をみていると、今生きているということは、今生きるのに必要なものを全て与えられているからなんだと、理屈でなく本能で納得できる。

だから、明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である。
(『聖書』新共同訳 マタイによる福音 第6章34節)

常にこんな気持ちで生きていくことができたら最高なんだろうけれども、
人間は、動物とちがって、昨日のこと、明日のことといろいろ考えてしまうから、生きるのが難しくなる。
なんてことをナショジオ・ワイルドのビッグキャットスペシャルを観ながら考えてしまいました。

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マリア・クララ
マリア・クララ
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